登山と健康

登山中の水分管理マニュアル|脱水も飲み過ぎ(EAH)も防ぐ4つの安全対策

はじめに:水分管理の正解は?こんにちは!市川です!自己紹介はコチラ今回のテーマは「登山中の水分管理」です。これからの夏山シーズン稜線は涼しくても、登山口や樹林帯は暑くて大量に汗をかきますよね。脱水には気をつけてるよ。熱中症にならないように水...
登山と健康

【山岳医が解説】登山者のための「暑熱順化」完全ガイド|熱中症を防ぐ体づくり

はじめにこんにちは!市川です!僕は日本登山医学会認定の国際山岳医で「登山をもっと安全に」をテーマに登山に関する医学的内容を発信しています。今日のテーマは「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。僕の住む長野県松本市はまだ朝夕は涼しくて、肌寒い感...
ファーストエイド

【登山×ケガの管理】後編:登山者が知っておくべきハイリスクな傷と破傷風リスク

登山中のハイリスクな傷(刺創、裂創、咬傷など)は感染確率が高く要注意。特に破傷風は潜伏期間や致死率もあり、治療より予防が重要。ワクチン接種歴や傷の種類を正しく判断し、迅速な対応で安全な登山を心がけましょう。
ファーストエイド

【登山×ケガの管理】前編:消毒は逆効果?正しい応急処置と湿潤療法のすすめ

登山中のケガに「消毒は逆効果」です。山岳医が応急処置における「止血+洗浄+湿潤療法」の基本ステップを詳しく解説。消毒の誤解、効率的な洗浄法、湿潤ケア。安全な登山のために、正しい傷の管理法を知っておきましょう。
登山と健康

登山中のカロリー不足が招く3つの危機|判断力低下・筋疲労・低体温を防ぐ補給戦略

登山中のカロリー不足は低血糖による判断力低下、筋肉分解、低体温など危険なリスクを高めます。行動食・登山前後の食事計画、エネルギー補給戦略を実例とともに詳しく解説。安全な登山を支える、賢いカロリー管理がここに。
登山と心疾患

【循環器専門医が解説】
登山中の突然死の主因「急性心筋梗塞」とは?

十勝毎日新聞 ■年7月●日 午後2:55頃、トムラウシ山(2141m)の登山道上で男性が倒れていると、登山者から消防に救助要請があった。男性は同日午後7:39 搬送先の病院で死亡が確認された。新得署によると、倒れていたのは長野県内の60代男...
高山病・高度障害

【登山×医療ブログ】急性高山病(AMS)の正しい予防と対処法|山岳医が最新知見で解説

はじめに| 脱水になると高山病になりやすいというのは本当か?こんにちは!市川です!自己紹介はコチラです今日のテーマは「急性高山病」です。脱水になると高山病になりやすい。高山病にならないようにしっかり水分補給をしましょうこんな話を聞いたことが...
低体温症

【症例紹介】低体温症で心停止から8時間42分の心肺蘇生 〜それでも救えた理由〜

はじめにこんにちは!市川です!今日は「低体温による心肺停止からおそらく世界最長⁉の蘇生時間から復活した事例の紹介」です。通常の心肺停止では1分間に10%救命率が下がると言われています。つまり、理論的には心停止から10分後には死亡率100%で...
医療従事者向け

高所での酸素飽和度の正常値は?〜登山中のSpO₂の目安を山岳医が解説〜

はじめにこんにちは!市川です!今日のテーマは「高所での酸素飽和度は何%なら正常なのか?」です。気になったことはないでしょうか?我々、医療従事者でも高所での正常値を知っている方は少ないと思いますので、今回はどちらかと言えば、山岳医療に興味があ...
登山と健康

水分・電解質不足はもう古い⁉ 登山中に足がつる原因と対策|登山者に多い「EAMC:運動関連筋痙攣」とは?

はじめに|「登山中に足が攣った」経験ありませんか?こんにちは!市川です!今日のテーマは「足の攣り(つり)」です。皆さんは「攣」という字を書いたことありますか?僕は何度もあります(^-^)。多分、医者ぐらいしか書かない文字じゃないでしょうか。...