登山と健康

登山中のカロリー不足が招く3つの危機|判断力低下・筋疲労・低体温を防ぐ補給戦略

当サイトではアフィリエイトリンクを使用しています。はじめにこんにちは!市川です!今日のテーマは「登山中のカロリー管理」です。「地味だな〜」と思うかもしれませんが、カロリー不足の結果として、低体温症や転倒・滑落といった遭難リスクが上がる可能性...
登山と心疾患

【循環器専門医が解説】
登山中の突然死の主因「急性心筋梗塞」とは?

十勝毎日新聞 ■年7月●日 午後2:55頃、トムラウシ山(2141m)の登山道上で男性が倒れていると、登山者から消防に救助要請があった。男性は同日午後7:39 搬送先の病院で死亡が確認された。新得署によると、倒れていたのは長野県内の60代男...
高山病・高度障害

総論:急性高山病の基本を知ろう 〜水分補給で高山病は防げるのか?〜

はじめに| 脱水になると高山病になりやすいというのは本当か?こんにちは!市川です!今日のテーマは「急性高山病」です。「脱水になると高山病になりやすい」「高山病にならないようにしっかり水分補給をしましょう」こんな話を聞いたことがある方も多いの...
低体温症

【症例紹介】低体温症で心停止から8時間42分の心肺蘇生 〜それでも救えた理由〜

はじめにこんにちは!市川です!今日は「低体温による心肺停止からおそらく世界最長⁉の蘇生時間から復活した事例の紹介」です。通常の心肺停止では1分間に10%救命率が下がると言われています。つまり、理論的には心停止から10分後には死亡率100%で...
医療従事者向け

高所での酸素飽和度の正常値は?〜登山中のSpO₂の目安を山岳医が解説〜

はじめにこんにちは!市川です!今日のテーマは「高所での酸素飽和度は何%なら正常なのか?」です。気になったことはないでしょうか?我々、医療従事者でも高所での正常値を知っている方は少ないと思いますので、今回はどちらかと言えば、山岳医療に興味があ...
登山者豆知識

水分・電解質不足はもう古い⁉ 登山中に足がつる原因と対策|登山者に多い「EAMC:運動関連筋痙攣」とは?

はじめに|「登山中に足が攣った」経験ありませんか?こんにちは!市川です!今日のテーマは「足の攣り(つり)」です。皆さんは「攣」という字を書いたことありますか?僕は何度もあります(^-^)。多分、医者ぐらいしか書かない文字じゃないでしょうか。...
登山者豆知識

山で睡眠薬を使ってもいいのか? 〜高所と睡眠、そして睡眠薬のリスクを考える〜

はじめに:登山中に睡眠薬を使っていいの?こんにちは!市川です。過去数回は心臓突然死、心肺蘇生という重い内容だったので疲れましたね。僕は書いてて疲れました(笑)。ということで、今回はもっと軽くて、よくある話です。「山小屋で眠れないときに睡眠薬...
ファーストエイド

【山での救命処置】登山中に行うべき心肺蘇生と中止するタイミングの考え方(後編)

はじめにこんにちは!市川です!「登山中に目の前の人が突然倒れたとき」、あなたはどう行動しますか?この記事では、登山中の心肺停止(CPA:cardiopulmonary arrest)に遭遇した際の対応を、医療者の視点も交えてわかりやすく解説...
ファーストエイド

【山での救命処置】登山中に行うべき心肺蘇生と中止するタイミングの考え方(前編)

はじめにこんにちは!市川です!「登山中に目の前の人が突然倒れたとき」、あなたはどう行動しますか?この記事では、登山中の心肺停止(CPA:cardiopulmonary arrest)に遭遇した際の対応を、医療者の視点も交えてわかりやすく解説...
ファーストエイド

【山での救命を考える】登山中に心肺停止が起きたとき、心肺蘇生は有効なのか?

はじめにこんにちは、市川です!「もし登山中に誰かが突然倒れたら……あなたはどうしますか?」山岳エリアでは救急車は来ないし、救助隊だってすぐには来ません。だからこそ、その場に居合わせた登山者の対応が命を左右します。🧭 本記事の目的:心肺蘇生の...