毎週火曜日に新規記事を更新予定。お楽しみに(^_^)

登山の靴擦れ・水ぶくれは潰していい?山岳医が予防と対処法を解説

  • 当サイトではアフィリエイトリンクを使用しています。
目次

はじめに

こんにちは!市川です!

僕の自己紹介はコチラです

循環器内科医としての病院勤務の傍らで、国際山岳医(DiMM)として以下のような活動をしています。

✔️登山者検診/登山者外来による予防・登山サポート
✔️赤岳鉱泉山岳診療所を運営
(日本で唯一冬季診療も行っている診療所)

さらに「医療から登山をもっと安全に」をミッションとしてブログを通じて登山における医学的内容を発信しています。

今回のテーマは「山の靴ずれ・黒爪(爪下血腫)の正しい対処法」です。

登山をしていると、こんな経験はありませんか?

  • 新しい登山靴を下ろしたら、踵や小指の付け根に靴ずれができてしまった
  • 長い下り坂の後に、爪が真っ黒になっていて驚いた
  • 水ぶくれができたとき、「潰すべきか?このままにすべきか?」と迷った

登山者であれば、誰もが一度は経験するこのトラブル。
でも「どう対処すればいいのか」を自信を持って整理できている人は意外と少ないのではないでしょうか?

特に水ぶくれ(水疱)については、「潰すか、潰さないか」という二択で考えられがちです。
けれど本質はそこではありません。

大切なのは、「屋根になっている表皮を守り、真皮を大きく露出させず、清潔で湿潤な環境を保つこと」です。

結論からお伝えすると…、

  • 靴擦れによる水疱の処置の本質は「水疱を破るかどうか」ではなく、「表皮の屋根を守れるか」
    • 歩行中に破れて表皮がめくれそうなら、先に清潔に液を抜き、屋根を残して保護する
  • 赤み・熱感・腫れ・膿など感染を疑うサインがある場合は、山中でいじらず下山後に医療機関へ
  • 黒爪(爪下血腫)は慌てなくていい——痛みの有無で判断する

詳しい理由とエビデンスを、山岳医の視点から解説します!

なお、靴擦れによる水疱“ブリスター”といい、水疱ができる前の発赤した状態“ホットスポット”といいます。

なぜ靴ずれができるのか —「摩擦」より「剪断変形」が本質

これまでは「靴ずれは靴と皮膚の摩擦が原因」と説明されてきましたが、近年は少し見方が変わっています。

2024年の総説では、靴擦れによる水疱は表面がこすれて摩擦で生じるというより、皮膚の内側に繰り返しの剪断せんだん変形(shear deformation)」が加わって起こる、と整理されています

Rushton R, et al. J Athl Train. 2024;59(1):1-7.

剪断せんだん変形とは?

Rushton R, et al. J Athl Train. 2024;59(1):1-7. を引用。筆者の解釈による作図。

「剪断変形」とは、皮膚の表面と深部の組織(骨・腱など)が少しずれて動くことで起きる、皮膚の内側のひずみです。

  • 靴の中で足が動くとき、靴下や靴に接した皮膚表面はその場にとどまろうとします。
  • 一方で、足の骨は歩行に合わせて動き続けます
  • この「皮膚表面」と「骨の動き」のズレが何度も繰り返されることで、表皮の中に小さな裂け目ができ、そこに液体が溜まります。

これが水ぶくれの正体です。

つまり、「皮膚と靴が擦れている」のではなく、「皮膚と骨がズレている」ということになります。

イメージとしては、厚めのスポンジを手のひらで押さえたまま、下の板だけを少し動かす感じです。表面は止まっているのに、内側だけがねじれる。この小さなひずみが、何千歩、何万歩と繰り返されることで水ぶくれになります。

さらに皮膚が湿っていると、長距離を歩くことで靴擦れ(水疱)ができやすいことを示した研究があります。

スペインのサンティアゴ巡礼路を歩いていた成人86人を対象にした観察研究です。
対象者は直近2日で少なくとも20km歩いており、宿に到着して靴を脱いだ直後に足の皮膚水分量を測定し、水疱の有無を評価しています。

  • 86人中、53人(61.6%)に水疱があり、33人には水疱がなし
  • 水疱があった群では、足の皮膚水分量が高い傾向があった
  • 水分量が高かった部位に水疱が多い傾向だった
  • 水疱の有無と関連していた因子として、
    • 年齢が若いこと
    • 行程終了時に靴下が濡れていたこと

靴下の濡れや足の濡れによって水疱ができやすくなる
筆者らの解釈は…「足の皮膚が過剰に湿ると、摩擦係数や剪断ストレスに影響し、水疱ができやすくなる可能性がある」と解説しています。

Gracia-Sánchez A et al., Int Wound J. 2024;21(12):e70024.

“摩擦ではなく”、“剪断変形だからこそ”の対策は以下の3つになります。

  1. 足を靴の中で大きく動かさない
    足全体が靴の中で前後・上下に動くと、踵やつま先の同じ場所に繰り返し力がかかります。
    結果的にその部分でズレが繰り返されることで靴擦れ(水疱)ができます。
    対策は、靴ひもの締め直し、踵をしっかり入れる、下りでつま先が当たらないフィットにすることです。
  2. 皮膚表面が一点で強く引っかかる場所を作らない
    圧が強い場所では、皮膚表面が靴下や靴に固定されやすくなり、その下の組織とのずれが増えます。
    対策は、当たり始めた場所を早めに紙テープや保護材で覆う、靴下のしわを直す、インソールや靴の当たりを見直すことです。
  3. 皮膚がふやけた状態を長く続けない
    汗や雨で皮膚がふやけると、皮膚が弱くなり、同じずれに耐えにくくなります
    対策は、替え靴下、休憩時の乾燥、濡れっぱなしにしないことです。

好発部位はどこ?

靴擦れ・水疱ができやすい場所は決まっています。

踵の後面・踵の両側面・小指の外側・足先(親指・小指)・足の裏の中足部あたりです。

靴と足の形の相性で決まりますので、この靴だと「いつもここが擦れるなぁ」という場所は、剪断変形が繰り返し起きているサインです。

そのような場所にはぜひ「テーピングによる予防」を行いましょう。
予防の詳細については後半で解説します!

水疱処置の本質は「表皮の屋根」を守ること

靴擦れ・水疱の処置で本当に大切なのは、「水を抜くかどうか」ではありません。
医学的に大事なのは、水疱の屋根になっている表皮をできるだけ残し、真皮を大きく露出させないことです。

水疱の「屋根」は天然のドレッシング材

水疱のドーム状の「屋根」——これは表皮の一部です。この薄い皮膚の層には、実は非常に重要な役割があります

💧 内部の液体が傷の湿潤環境を保つ——剥離した組織の修復に適した環境を保つ
🛡️ 細菌バリアとして機能する——外部からの細菌侵入を物理的に遮断する
🩹 痛みを減らす保護膜になる——歩行時に傷口が直接こすれるのを防ぐ

「屋根」を剥がしてしまうと、このバリアが失われ、細菌が直接傷口に触れやすくなります。
さらに真皮が大きく露出すると、痛みが強くなり、歩くたびに傷口へ刺激が入りやすくなります。

修復のタイムライン

水疱が閉鎖されたまま保護された状態では、修復はより速く進みます。

  • 24時間以内——基底層の細胞が活発に分裂を始める
  • 48〜120時間——「屋根」の下で新しい表皮が形成されていく

Knapik JJ, et al. Sports Med. 1995;20(3):136-147.

簡単に言うと、水疱を「屋根つきのまま」守ると、数日のうちに新しい表皮が作られ始めます
無理に皮を剥がすと、この自然な修復環境を壊してしまい、痛みや感染リスクが増え、修復も遅くなります。

「液を抜く」のは、表皮がめくれるのを防ぐため

大きく張った水疱は、靴の中で圧迫され続けると、歩行中に勝手に破れて表皮が大きくめくれてしまうことがあります。そうなると真皮が露出し、痛みも感染リスクも上がります

そのため、このまま歩くと破れそうな水ぶくれでは、先に清潔に液を抜き、表皮の屋根を平らに残して保護するという考え方になります。これは「早く治すために潰す」のではなく、表皮の屋根を守るための排液です。

状態山での対応
水疱小さい/破れそうにない表皮の屋根を残したまま、清潔な絆創膏で保護する
水疱が大きく張っている/靴に当たる/歩行中に破れそう先に清潔に液だけ抜くことを検討。屋根の皮は残して平らに保護する。

表皮を守るための水疱排液6ステップ

  1. 手と周囲の皮膚をできるだけ清潔にする
    アルコール綿があれば、針と皮膚を消毒する。
  2. 水疱の縁に小さな穴を1〜2か所開ける
    中央を大きく破らず、縁の一番低い部分を狙うと液体が出やすい
  3. ガーゼなどで液体をそっと押し出す
    強く押しすぎず、やさしく圧迫する
  4. 屋根(表皮)は絶対に剥がさない
    ここが最も重要です。排液の目的は、表皮をめくることではなく、表皮を残して真皮を守ることになります。
  5. ワセリン+ガーゼで覆い、テープで固定する(ワセリン+大きめの絆創膏でもOK)
    “湿潤環境を維持する”のがポイント
  6. 絆創膏が剥がれないように布テープやダクトテープで全体を覆っておく

⑥は意外と大切です。
もともとズレやすい部位なので、通常の絆創膏やテープだと、屋根の表皮もろとも剥がれてしまう事が多いんですよね😅
布テープダクトテープは粘着力が強く、表面の滑りがいいので、これらで覆っておくことで剥がれる可能性をかなり防げます。

あわせて読みたい
【登山×ケガの管理】前編:消毒は逆効果?正しい応急処置と湿潤療法のすすめ 当サイトではアフィリエイトリンクを使用しています。 はじめに こんにちは!市川です! 今日のテーマは「登山中のケガの管理」です。医学的に言うと「創傷管理」ですね...

⚠️ 処置後に赤み・腫れ・熱感・膿・痛みの増悪が出てきた場合は自己判断せず、下山後に速やかに皮膚科を受診してください。抗菌薬の軟膏や内服を自己判断で使うより、まずは清潔に保護して受診することが大切です。

ダクトテープはガムテープの超強力版で、登山用品の一時的な補修にも使えるためこちらもファーストエイドキットに入れておくことをオススメします。

  • 靴底が剥がれてしまった
  • テントポールが折れてしまった

なんて際にも一時的な修復としては使えます。

靴擦れ(水疱)を防ぐ3本柱——出発前の準備が全て

靴擦れは「なってから治す」より「ならないようにする」方が断然楽で快適です。
3つの対策を出発前から実践しましょう。

  • 靴のフィッティング
    • 試し履きは夕方がオススメ
    • 下りでは靴紐を締め直そう
  • 靴下の選択:綿はNG!ウールか化繊で。
  • 予防アイテムでエビデンスがあるのは”紙テープ”

前提として…
靴擦れ予防に関する研究はたくさんあるものの質の高い研究は少なく、確定的にこれをすれば予防できるというエビデンスは少ないのが現状です。

Worthing RM et al., Wilderness Environ Med. 2017;28(2):139-149.

① 靴のフィッティング

まず一番大事なのは、自分の足と靴の相性=フィッテイングです。
ここさえ間違わなければ他の靴擦れ対策は不要です。

現実的には完璧に自分の足に合った靴を見つけるのは不可能に近いとは思います😅
それでも最低限以下のことを守るだけでも、靴との相性が良くなる可能性が高いのでぜひお試しください。

  • つま先に1〜1.5cmの余裕をもたせる
    下山時の爪先衝撃と、行動中の足のむくみを見越した余裕が必要です。
    見えない靴の中でどうやって1〜1.5cm開けるのか?
    →オススメはインソールを靴から出して自分の足を乗せてみれば一目瞭然です。
  • 夕方〜試歩後に試し履きする
    足はもっとも下の方に位置するため、重力の影響により最もむくみの影響を受けやすい部位です。
    夕方に試し履きすることで実際の登山中に近い状態でフィッテイングをすることができます。
    新しい靴を買う際には朝一番のスラッとした足ではなく、夕方のボテッとした足で試しましょう。
  • 新しい靴は必ず慣らし期間を設ける
    いきなり長期縦走に新品の靴を使うのは禁物です。まず1〜2時間の短い山行でなじませましょう。
    この期間に靴の素材が一部柔らかくなったり、足や皮膚もその素材に慣れることから靴擦れがしにくくなります。
    しかし、そもそもサイズや形が合っていない場合には履き慣らしたところで靴擦れは起こります。それでも靴擦れしやすいポイントはわかるので、その部分には事前にテープなどで予防しましょう。
  • 下りでは靴紐を締め直す
    下りでは足全体が前方にスライドするため、特にしっかり締めることが爪下血腫・靴ずれの両方を防ぐことにつながります。

① 靴下の選択——綿はNG!ウールか化繊へ

これは登山の基本中の基本です。
靴下に限らず身につける衣類は綿製品はNGです。

理由は簡単、綿製品は一度濡れると乾かないからです。
足の皮膚の湿りが水ぶくれと関連することは、前述のハイカーを対象にした研究でも示されています

Gracia-Sánchez A et al., Int Wound J. 2024;21(12):e70024.

基本はウールか化繊です。
また、「縫い目が当たりにくい」ものを選びましょう。縫い目が当たるとその部位で剪断変形しやすくなるので水疱ができます。

登山用の靴下であれば通常は上記は考慮されているのでどれでもいいかと思います。
僕はDarn ToughダーンタフHiker Trashハイカートラッシュを愛用しています。

ダーンタフは“生涯保証”という靴下メーカーとしては異例の対応をしています。
僕は結構靴下に穴があきやすい方なのですが、確かにダーンタフを使用していて穴が空いたことはありません。
僕は交換してもらったことはないですが、生地が薄くはなってきます。😅

ハイカートラッシュは乾きやすく履き心地がとてもいいので気に入ってます😊

② 予防アイテム—一番エビデンスがあるのは「紙テープ」

靴ずれ予防アイテムには、紙テープ、モールスキン、ワセリン、足用パウダー、制汗剤などがあります。
ただし、足の靴擦れを実際に減らすかどうかまで検証した研究は多くありません。
2017年のシステマティックレビューでは、靴下・制汗剤・バリア材を調べた11研究がまとめられ、比較的根拠があるのは紙テープとされています(Worthing RM et al., Wilderness Environ Med. 2017;28(2):139-149. )。

紙テープで靴擦れ予防!?:Pre-TAPEDⅡ試験とは?

研究デザイン
対象は、2014年の RacingThePlanet 250km・6ステージのウルトラマラソン参加者128人です。
介入は、片足だけに紙テープを貼るという方法です。
テープは、過去に水疱ができやすかった場所に貼りました。水疱歴がない人では、つま先、母趾球、小趾球、踵などからランダムに選んで貼っています。

使われたのは 3M マイクロポア 2.5cm幅という製品です。
国内の病院でもよく使用されているテープで皮膚に対して非常に優しいのが特徴です。
採血した後などに茶色い紙テープを貼られた記憶がある方もいらっしゃると思います。

主な結果
全体では128人中106人、つまり83%が水疱を発症しました。かなり過酷な条件です。
ただし、水疱は紙テープを貼った部位より、貼っていない部位に多くできました。

  • 水疱発生の絶対リスク減少:40%(P<0.01、95%CI:28〜52%)
  • NNT:1.31

Lipman GS, et al. Clin J Sport Med. 2016;26(5):362-368.

上記結果そのものは、「紙テープによってかなりの水疱が予防できる」という結果です。
ただし…
同じ片足の中で「貼った場所」と「貼っていない場所」を比べているため、なぜ貼った足と貼らなかった対側の足で比較しなかったのかは疑問が残る研究です🤔

紙テープは「クッション材」ではありません。

  • 薄く皮膚に密着させ、局所に集中するズレを分散することで予防効果があると考えられます。
  • 欠点としては汗などで剥がれてしまうことがあり、上記研究でも途中で貼り直しをしています。

個人的には、水疱ができやすい部位に予防として「布テープ」を貼ることがよくあります。
前述のダクトテープでもいいのですが、コスパ的には布テープですね。
山に持っていくなら汎用性のあるダクトテープがオススメですが、自宅で出発前に貼っておくなら布テープがコスパ最強です。
こちらは剥がれにくく市川個人の体験としては靴擦れも防ぐことができます。

ただし、布テープにしろダクトテープにしろ肌に優しい感じはゼロです…😅
皮膚が弱い・かぶれやすいという方はマイクロポアのほうがオススメです👍️

ソルベンタム(solventum)
¥666 (2026/05/29 08:41時点 | Amazon調べ)
テープで靴擦れ予防!
  • エビデンスがあるのは紙テープ(マイクロポア)!
    • 肌が弱い方は特にオススメ
  • 市川個人は布テープもオススメ
    • 肌には優しくないので注意

【貼り方のポイント】

  • いつも擦れる場所に出発前から貼っておく
  • テープの端を丸くカット:角が引っかかって剥がれにくくなる
  • 軟膏とは併用しない:ワセリンなどの軟膏も靴擦れ予防として売られていますが、併用するとテープが剥がれやすくなるので併用はお勧めしません。
  • 出発前に貼り忘れたとしても「ヒリヒリ」を感じたら、紙テープ(マイクロポア)を貼りましょう

爪下血腫(黒爪)に対する正しい対処は?

下山後に爪が黒くなっていて「えっ、大丈夫なの?」と焦った経験がある方も多いと思います。
これは爪下血腫そうかけっしゅ—といって爪の裏に血液が溜まった状態です。

爪下血腫そうかけっしゅは、指先や足趾をぶつける・挟む・圧迫されるなどして、爪の下の爪床から出血することで起こります
登山中の足趾の爪下血腫では、下りで靴先に爪が当たる、サイズの合わない靴、長時間の圧迫などが原因になりやすいです。

受診を考えるポイント

登山後の黒爪でまず見るべきなのは、爪の黒い面積より、”ズキズキする強い痛みがあるか“です。
爪は硬い「ふた」のような構造なので、その下に血液がたまると逃げ場がなくなり、爪床や周囲の組織を内側から圧迫します。この圧が、ズキズキ・脈打つような痛みの原因になります。

医療機関では、必要に応じて爪に小さな穴を開け、たまった血液を抜く処置(穿孔・ドレナージ)を行います。
圧が逃げることで痛みが軽くなり、爪床への圧迫も減ります。
逆に、痛みがなければ爪が真っ黒でも自然経過でよいことが多いです。

  • 拍動性疼痛(ズキズキ・脈打つような強い痛み)がある
    爪下血腫の圧が痛みの原因になっている可能性があります。下山後に皮膚科を受診し、必要に応じて穿孔・ドレナージを行ってもらいましょう。
  • 爪が浮いている、爪の周囲が切れている、つま先を強くぶつけた、歩けないほど痛い
    骨折や爪床損傷を伴うことがあるため受診を検討しましょう

最初は黒かっただけなのに、1か月ぐらいしたら爪が浮いてきて剥がれそうになるんだけど大丈夫?
爪が浮いてくるなら受診したほうがいい?

受傷直後に爪が浮いている・外れそうという場合には受診したほうがいいですが、爪下血腫では、数週間かけて爪が自然に浮いてきます
これは通常の経過なのでそのまま様子を見ましょう。

足の爪は伸びるのが遅く、完全に生え替わるには数ヶ月以上かかることもあります。
途中で無理に剥がそうとすると感染や変形の原因になるので、自然に任せましょう。

まとめ

まとめです!

  • 靴擦れ・水疱処置の本質は「表皮の屋根を守る」こと——水を抜くかどうかは目的ではなく、真皮を露出させないための手段
  • 排液は「屋根を守るため」——大きく張って歩行中に破れそうな水ぶくれは、先に清潔に液だけ抜き、屋根の皮を残して保護する選択肢がある
  • 黒爪は慌てない
    黒い面積だけで判断せず、痛みがなければ数ヶ月で剥がれて下から爪が生えてきます。
    拍動性疼痛があれば皮膚科を受診してドレナージしてもらいましょう。
  • 靴擦れ予防の3本柱:予防は出発前から!
    • 正しいフィッティング
    • 濡れにくい靴下:ウール or 化繊(綿はNG)
    • 紙テープによる予防テーピング

山での足のトラブルは「些細なこと」と後回しにされがちですが、痛みが続くと歩行ペースが落ち、疲労が増し、最悪の場合は、長時間行動や天候変化から遭難につながることもあります。

たかが靴擦れ、されど靴擦れ

正しい知識と準備で、快適な山行を楽しんでください!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次